新幹線で不測の事態 乗客が覚えておくべきこと
「近くの駅まで歩いて避難」が難しい新幹線、さあどうする?
在来線と違って、駅間が長い新幹線。そのため「近くの駅まで歩いて避難」というのが難しい状況も起こりえます。
そうした場合、線路の保守作業に使用している車両を使って、最寄り駅まで乗客に移動してもらうこともあるそうです。
この日、JR東海が行った訓練では、乗客はトラブルがあった新幹線から、バラスト(線路に敷かれている石)を輸送する貨車のような車両に移乗。最寄り駅へ向かうという訓練が行われました。
ある鉄道関係者は「近年は車両の性能向上などでトラブルが減り、逆にそうした事態への対応力を、乗務員らは意識して身につける必要があります」と話します。いつか、どこかで起こりうるトラブル。日常的に発生するものではないだけに、乗客も意識的に、そうした際の知識を蓄えておくべきかもしれません。
【了】
Writer: 恵 知仁(鉄道ライター)
鉄道を中心に、飛行機や船といった「乗りもの」全般やその旅について、取材や記事制作、写真撮影、書籍執筆などを手がける。日本の鉄道はJR線、私鉄線ともすべて乗車済み(完乗)。2級小型船舶免許所持。鉄道ライター/乗りものライター。
新幹線は非常設備もより充実すべき。
(停電時)
トイレなどは一定時間(回数)そのまま使えるように、バックUP電源・蓄電池等かアナログ使用可能な設備にすべき。
夏は、蒸し風呂・冬は厳寒になるエアコンも、最低限動かせる(夏→送風、冬→ヒーター)。
火災時の排煙、エアコン故障時の換気用に「小窓」を付ける。(非常口のように緊急時にしか開かない作りで)
・今の対策では、乗客も乗務員も救助(復旧)を待つ間の気苦労が多すぎるとおもう。
バラスト運搬車ならむしろ乗ってみたいと思ってしまった