ホンダ「子どもアイディアコンテスト」開催 本田宗一郎の理念を原点に

ホンダが小学生対象の「子どもアイディアコンテスト」を開催。故・本田宗一郎氏の想いがその原点にあるといいます。

“あったらいいな”がテーマ

 ホンダが2015年11月28日(土)、「Hondaウエルカムプラザ青山」(東京都港区)で第13回「子どもアイディアコンテスト」の最終審査会を開催しました。

 全国の小学生を対象にしたコンテストで、ホンダの次世代育成プログラムの一環として、2002(平成14)年から開催されているものです。今回は全国から3000点以上の応募があり、今年9月に行われた一次審査を通過した28組29人の小学生が、この日の最終審査会に臨みました。

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第13回「子どもアイディアコンテスト」最終審査会の表彰式(2015年11月28日、佐々木基博撮影)。

 最終審査は、子どもたちが自ら製作した立体作品を用いて行うプレゼンテーションによって行われました。今回のテーマは「未来(“あったらいいな”と思うモノ)」。環境やエコへの配慮、他人への思いやりなど、子どもならではの自由な発想や様々な動機で製作された作品が発表されました。

 脳科学者の茂木健一郎さんをはじめとするメンバー5人が審査した結果、低学年の部の最優秀賞には、稲田章剛くん(長崎県・2年)の「ミミズ屋さんたがやし号」が選ばれました。また高学年の部では、伊藤智哉くん(宮城県・5年)の「チームしなせ9」が最優秀賞に輝いています。

 ホンダによると、この「子どもアイディアコンテスト」の目的は「夢を持つこと」「挑戦すること」の楽しさや素晴らしさ、モノづくりの面白さを子どもたちに体験してもらうこと。ホンダの創業者である故・本田宗一郎氏が示した「世にないものをつくり、人々を喜ばせたい」という理念に、このコンテストの原点があるそうです。

【了】

Writer: 佐々木基博

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