安さが売りは過去の話? 夜行バス最新事情

これまで夜行バスの売りは「安さ」でした。しかし近頃は全体的に車両がグレードアップ。快適性やサービス向上に力を入れるバス会社が増えています。そこにはどんな背景があるのでしょうか。

夜行バス、ライバルは新幹線

 東京・埼玉地区をエリアとし、首都圏から甲信越・北陸・近畿方面へ夜行高速バスを運行する西武バス(埼玉県所沢市)。同社は2015年12月1日から、東京の新宿・池袋と富山県の高岡・氷見を結ぶ路線で新型車両の運行を開始しました。

 この新型車両は座り心地を向上させるため、座席幅が従来車より10cm広げられました。また、プライバシー確保を要望する乗客の声を受けて、同社の車両では初めて座席と通路を仕切るカーテンも装備されています。各座席にはコンセントも完備され、車内デザインは大理石調の床材などでお洒落な雰囲気が演出されました。

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西武バスが12月から北陸路線に投入した新型車両(写真出典:西武バス)。

 西武バスの東京~北陸間路線については、今年の利用者数が対前年比で20%以上落ち込みました。その大きな要因は、2015年3月に開業した北陸新幹線。同社が北陸方面にハイグレードな新型車両を投入するのは、新たなライバルとなった北陸新幹線に対抗するためでもあるのです。

 同社は、新宿・池袋~高岡・氷見間の運賃を片道5000円から8200円に設定。これは北陸新幹線と比較すると、およそ6割から4割安い水準です。サービスは向上させつつ、運賃は割安に据え置いたところに、北陸新幹線に奪われた乗客を少しでも取り戻そうという同社の意気込みが感じられます。

 なお西武バスの新型車両は、2015年度中に5台が導入されます。新宿・池袋~高岡・氷見線のほか、新宿・池袋~富山線、新宿・池袋~金沢線にも投入される予定です。

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コメント

2件のコメント

  1. 先日東京から京都まで高速道夜行バスで往復しました。夜行バスは初めてで、行きは3列シートで隣の席ともカーテンで仕切られプラバシーの点では良かったのですが、やはり腰を曲げて寝るのはちょっと辛かった。おかげで寝不足。しかし帰りは観光でさんざん歩き回って疲れていたせいか、普通の4列シートでしたが腰の痛みもなんのその、すぐに爆睡状態で目覚めたらもう都内に入っていました。 夜行バスで快適に寝るには日中に運動でもして疲れておくのが正解かもしれませんね。

  2. だいぶ少なくなったとはいえ、未だに4列シートで夜行バスを運行している事業者があります。

    他人と相席になった場合、睡眠という無防備の状態を未知 の客とべったり過ごすしかないというのは、贅沢になった現代のニーズと合うはずもありません。いびき、歯ぎしり、肩によりかかられる……そういう「攻撃」を受けた場合、我慢するか隣席の客を起こすしかないのです。

    ただ、4列シートの車を投入せざるを得ない事業者もあると思います。

    無理に3列車を導入して、収支が悪化して撤退というのでは元も子もありません。

    それならば、希望する乗客対しては、「相席なしサービス」(一人二席)を積極的に提供することで、4列車でも3列車を超えるサービスが提供できるのではないでしょうか。

    詳しくは自分のサイトに書いてあります。

    高速路線バスの「一人二席」を考える

    で検索してください。

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