世界一周中止で好影響? 2016年の日本クルーズ

世界一周クルーズ中止が日本船にもたらす好影響

 そして日本のクルーズ船です。既報の通り、「飛鳥II」(5万142総トン)は世界一周クルーズを中止。そのぶん、日程の短いクルーズが6本から7本増やせる計算です。

 また2017年も日程が長期にわたるクルーズは減る見通しで、そのぶん、日程が短いクルーズが10本以上増える可能性があります。

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全長241m、全幅29.6m、5万142総トンの「飛鳥II」。乗客数は872人、乗組員は約470人(写真出典:photolibrary)。

 クルーズの全体本数が増えれば、クルーズへの参加者総数が増えることにもつながりやすくなります。またこうした傾向は旅行会社などから、特に春から初夏のクルーズの反応がいいと好意的に受けとめられています。

 毎年微減が続き、年間11万人まで落ち込んでいる日本船のクルーズも、来年は反転する年になりそうです。

【了】

Writer: 若勢敏美(船旅事業研究家)

1949年生まれ。業界紙を経て1980年、海事プレス社へ入社。1989年、雑誌『CRUISE』創刊に参画し、翌年から編集長。2008年、海事プレス社の社長へ就任。2012年退任。この間、取材、プライベートを含め35隻の客船に乗船して延べ55カ国を訪問。地方自治体や業界団体主催の講演会などに多数出席。

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