検査周期延伸でさらなる増発が可能に 東海道新幹線

JR東海が東海道新幹線の車両について「交番検査」の周期を延伸。これにより列車の運行面でも利点が生まれます。

昭和39年の開業以来、初

 JR東海が2016年3月26日(土)のダイヤ改正より、新幹線車両で行う「交番検査」の周期を延ばします。1964(昭和39)年に東海道新幹線が開業して以来、初めてのことです。

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N700Aと、それと同等に改造されたN700系で交番検査の周期が延伸される(2015年8月、恵 知仁撮影)。

 鉄道車両では定期的に様々な検査が行われますが、そのうちのひとつである「交番検査」は、東海道新幹線の車両において開業以来これまで、「30日または走行距離3万km以内」の周期で実施されてきました。それが今回、「45日または走行距離6万km以内」に延伸されます。対象車両はN700Aと、N700Aタイプに改造したN700系です。

 JR東海はこの周期延伸について、「開業時から現在に至るまでの車両の進化を踏まえ、使用実績・検査実績に加えてテストカーでの検証により安全性を確認」したと説明。そして、周期が伸びたことにより検査で車両を使えない期間が減るため、「営業列車に充当できる本数を増やすことが可能となり、より柔軟な対応が図られます」としています。

【了】

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コメント

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2件のコメント

  1. 交検周期を伸ばして大丈夫なの?
    事故にならないことを祈ってます

  2. 普通、車両を増やして対応するのでは。
    車体傾斜システムで無理矢理285キロ運転を強いている車両。台車は傾斜しないのでレールと共に相当の無理をしているのに、検査を伸ばすなんて。
    リニア建設資金確保の為でしょうか?
    新幹線の安全って日本での整備と乗務員のスキルが全てでしょうに。