つくばエクスプレスが「8両の新型車両」導入検討へ!混雑緩和なるか?長編成化いつ実現
TXに「新形式車両」が登場?
新造車両「TX-4000系」導入を検討へ
つくばエクスプレス(TX)を運営する首都圏新都市鉄道は2025年4月11日、今年度から2029年度までの中期経営計画を発表。今後の取り組みとして、8両編成化事業を進め、それに合わせた新造車両であるTX-4000系の導入を検討していることを明らかにしました。

TXの2023年度の輸送人員は約1億3868万人で、コロナ禍から回復傾向(2019年度比で約97%)にあります。沿線自治体は、現在6両編成となっている車両を早期に8両編成に増結することを要望しています。
首都圏新都市鉄道は2019年、抜本的な混雑緩和対策として、8両編成化を決定しており、2030年代初頭の実現を目指しています。時間を要する理由は、駅の8両対応化工事が、終電から始電までの短時間での作業になることや、資材の搬入箇所が限られているためです。
現在は、ホーム延伸工事が順次実施されている段階。これが完了した後、ホームドアの設置工事や、列車停止位置変更に伴う信号・通信工事が行われる予定です。また、8両化に伴う今後の車両運用に対応するため、つくばエクスプレス総合基地(茨城県守谷市)の拡張も推進するとしています。
8両化事業と並行して、新造車両のTX-4000系導入に向けた検討も進む見通し。この車両は8両化や既存車両の老朽化に対応するといいます。
首都圏新都市鉄道は、TX-4000系について「8両編成化供用開始に合わせた導入を検討しています。具体的な導入時期等についての詳細については、今後の検討のなかで決定していく予定です」(経営企画部)と話します。
中期経営計画ではこのほか、「都心部・臨海地域地下鉄構想」の動向を注視することも明記。同構想と東京駅延伸との接続実現を含めた取り組みの中で、適切に対応するとしています。
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