海鮮丼風スイーツ、バーベキュー 「ながまれ海峡号」5月登場 道南いさりび鉄道
北海道新幹線と同時に開業する道南いさりび鉄道に、観光列車が登場。海鮮丼風のスイーツや、駅構内で調理したバーベキュー料理などが楽しめます。
「懐かしさ」感じる車内に
日本旅行は2016年3月16日(水)、道南いさりび鉄道を走る観光列車「ながまれ海峡号」の詳細を発表しました。
3月26日(土)の北海道新幹線開業に伴い、並行在来線であるJR江差線(五稜郭~木古内)の経営を引き継ぐ道南いさりび鉄道は、JR北海道から譲渡されるキハ40形ディーゼルカー9両のうちの2両を改装。「なつかしさ」を感じる車内とし、観光列車として運行する際はテーブルやヘッドレストを設置した特別仕様になります。また、「ながまれ」とは道南地域の方言で、「ゆっくりして」「のんびりして」の意味とのこと。
日本旅行は、道南いさりび鉄道や地域と連携。この車両を使用したツアーを準備し、旅行会社が企画からサービスの提供まで行うという、日本初の形態となる観光列車が誕生することになりました。
行程は、函館駅を16時頃に出発。木古内駅(北海道木古内町)で折り返し、函館へ20時過ぎに帰ってくるというもの。車中では、函館の洋菓子店が提供する見た目が海鮮丼のような「びっくりスイーツ丼」やイタリアンテイストの新感覚料理、地酒や地ビールなどが楽しめるほか、途中の茂辺地駅(北海道北斗市)では、同駅構内で調理した「いさりび焼き」と呼ばれるバーベキュー料理も味わうことができます。
旅行代金は8300~9800円(大人・子ども同額)で、1人でも申込み可能。運転開始は5月28日(土)で、現在のところ8月20日(土)まで月に1~2回、運行される予定です。
日本旅行はこの「ながまれ海峡号」について、「函館・北斗・木古内の沿線3市町の地域情報発信の役割とともに、地元産の食材を使った3市町の特色を活かした地元グルメ(驚き・繊細・豪快)が提供される列車」としています。
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