首都高新料金、使い勝手は? 「節約の喜び」で渋滞減少なるか
首都高研究家、新料金に衝撃を受ける
長距離の値上げばかりが注目されがちな首都高の新料金ですが、短距離は値下げされています。
4月初旬、港区の赤坂から杉並区の自宅までタクシーに乗った際、運転手さんに「首都高使いますか」と聞かれ、了解しました。そして到着し料金を払う段になり、こう言われました。
「首都高は300円です」
「えっ、300円!?」と、思わず聞き返してしまいました。利用したのは外苑から幡ヶ谷まで。短いといえば短い距離ですが、途中、代々木と新宿の出口があり、決して最短区間ではありません。それが最低の300円で行けるとは、首都高研究家の私(清水草一)も知りませんでした。
調べると、外苑~幡ヶ谷間は4.2km。確かに「4.5km以下:300円」の範囲でした。
この300円体験は、私の首都高の使いかたに意識革命をもたらしました。「なるべく短い距離を使おう」という方向性になったのです。
以前なら、目的地に最も近い出口まで使うのが当然でしたし、目的地を多少通り過ぎても、戻ればいいという感覚でした。これは、首都高均一料金時代に体に染みついた習慣です。4年前の2012年に距離別料金が導入されても、当時の料金は500円から900円と上下幅が小さかったため、修正されませんでした。
が、今回は違います。料金は10円刻みで、36km以下ならほぼ利用距離に比例します。利用距離を短くすれば、確実に安くなるのです。
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