秩父鉄道のSLが西武秩父駅に初入線 レッドアローとのツーショットが実現へ
西武鉄道と秩父鉄道が、西武秩父~三峰口間でSL列車を初めて運行。西武秩父駅では「レッドアロー」用車両とのツーショットが実現します。
SLと「レッドアロー」車両が西武秩父駅に並ぶ
西武鉄道と秩父鉄道は2016年4月27日(水)、SL列車「パレオエクスプレス」を5月28日(土)・29日(日)の2日間に限り、西武秩父駅(埼玉県秩父市)から三峰口駅(同)へ臨時SL列車として初めて運行すると発表しました。
「パレオエクスプレス」は蒸気機関車のC58形363号機が12系客車を牽引する列車です。土休日を中心に、秩父鉄道の熊谷~三峰口間で運行されていますが、今回は西武秩父線の西武秩父駅が出発駅になります。
この臨時SL列車の運行にあわせ、西武池袋線の池袋駅から特急「レッドアロー」用車両である10000系電車を使用したイベント用臨時電車も運行されます。西武秩父駅では、この電車が到着したあとに、SL列車が秩父鉄道の電気機関車に牽引されて入線。「レッドアロー」用車両とのツーショットが実現します。また、5月28日(土)にはホームで出発セレモニーも開催される予定です。
臨時SL列車は西武秩父駅を出発して秩父鉄道の線路に入り、三峰口駅まで走行。同駅で折り返して、さらに秩父鉄道の秩父駅(埼玉県秩父市)まで運行されます。
イベント用臨時電車と臨時SL列車に乗車するには「臨時SL列車イベント 参加チケット」が必要です。この2本の列車へ乗車できるほか、西武秩父駅では列車が並ぶ場面に立ち会うこともできます。臨時SL列車内で配られる「SLパレオエクスプレス弁当」とお茶もセットです。
行程は、池袋駅または保谷駅(東京都西東京市)からイベント用臨時電車に乗車し、西武秩父駅で臨時SL列車に乗り換え。さらに三峰口駅で折り返し、秩父駅で解散します。2本の列車は、どちらも全車自由席(着席定員制)で運行されます。
チケットは5月10日(火)から5月27日(金)まで、池袋・大泉学園・所沢駅の定期券うりばでイベント開催1日あたり300枚限定で発売されます。値段は5400円。おとな・こどもともに同額です。
西武鉄道によると、1957(昭和32)年まで新宿線の一部で蒸気機関車が運行されていました。そのため今回のように、本線系統の駅から蒸気機関車が出発するのはおよそ60年ぶりとしています。
【了】
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