ロシア軍が「強力な防空兵器」次々に失う? “珍しいドローン攻撃” の映像をウクライナが公開

ウクライナ「海軍」の自爆ドローンは珍しい。

ウクライナ海軍のドローンが「パーンツィリ-S1」を撃破か

 ウクライナ国防省は2025年1月6日、ウクライナ海軍のFPVドローンが、へルソン地方でロシア軍の防空システム「パーンツィリ-S1」を撃破する映像を公開しました。

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防空配置に就いているロシア軍の「パーンツィリS1」(画像:ロシア国防省)

 今回ウクライナ軍の標的となった「パーンツィリ-S1」は、4連装の30mm機関砲と対空ミサイル57E6を8発を搭載した自走式の近距離防空システムです。ロシア軍では、長距離の防空を担当するS-400地対空ミサイルと合わせて配備されるケースが多く、S-400を敵の攻撃から防護する役割も担っています。ロシア語の「パーンツィリ」は、「鎧」や「甲冑」を意味します。

 ウクライナ国防省は、陸軍や領土防衛隊の部隊がFPVドローンでロシア軍の車両を撃破する映像を頻繁に公開していますが、今回はウクライナ海軍がFPVドローンで地上の目標を撃破している珍しいケースです。FPVドローンは海上に展開した無人艇から発射されたとみられます。

 公開された映像では、レーダーを回転させる「パーンツィリ-S1」に、カメラを搭載したFPVドローンが一直線に突入したことが確認できます。状況は不明であるものの、「パーンツィリS1」は攻撃を防げなかったようです。

 ウクライナ海軍は、一連の攻撃で「パーンツィリ-S1」2両と「オサー」防空システム1両を撃破したと報告しています。

【画像】ロシア軍の「パーンツィリS1」防空システムが自爆ドローンに撃破される瞬間

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