GM 新世代の「大型装甲SUV」を中東のVIP向けに提供へ!! 名前だけでなく車体もスゴいカッチカチ!
市販車をベースにしつつも防弾装甲などで安全性を重視。
市販車をベースとした軍用装甲車
ゼネラルモーターズ(GM)の子会社GMディフェンスは2025年1月7日、新型装甲車両「サバーバンシールド」をカタール軍と特殊部隊司令部に提供すると発表しました。
「サバーバンシールド」は、シボレーブランドのフルサイズSUV「サバーバン」をベースにした大型装甲SUVです。アメリカ国務省の外交安全保障局(DSS)向けに装甲を施すなど各種の強化を図っており、2024年11月に1号車が完成したばかりの新車両です。
市販車に防弾装備を施した従来車両との大きな違いが、防護装甲を既存車両にそのまま追加するのではなく、車両の設計と製造工程に組み込んでいる点です。これにより、GMの厳格な商業基準を満たしながら、特注のシャーシとサスペンションを使用することで、車両の安全性と信頼性を確保しています。
また、外装、パワートレイン系、内装、ブレーキなどはGM車両に使われている商用部品と数多く共有しており、整備性の高さなども注目されています。
「サバーバンシールド」は、すでにアメリカ国務省に納入されていますが、外国に販売されるのは今回が初となるようです。主に外交活動でのVIP保護と輸送用に使用されると見られており、GMディフェンスは「この車両がカタール軍の重要な外交安全保障任務の遂行に役立つものと確信しています」と発表しました。
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