「グランシップ トレインフェスタ」が変わった鉄イベなワケ
静岡らしく、鉄道&世界的なホビーの祭典&「実物大ミニ四駆」
「グランシップ トレインフェスタ」では、メイン会場である「静岡県コンベンションアーツセンター『グランシップ』」のほかにサテライト会場が存在。そのひとつである静岡鉄道の長沼車庫では、運転台を含む車両見学などができました。
そして「グランシップ トレインフェスタ」は、静岡市が行う「ホビーのまち静岡」の一環として開催されており、「ホビーのまち静岡」で行われているほかの催事をあわせて楽しめます。
「静岡ホビーショー」は、今年2016年で55回目を迎えた世界的なプラモデル、ラジコン、模型の祭典です。鉄道のほかクルマや航空機、ミリタリーやアニメ関係など、「グランシップ トレインフェスタ」と親和性がある多様なジャンルのホビーが数多く展示され、7万人を超える人々が例年、入場するとのこと。
世界有数の模型メーカーであるタミヤの本社公開も行われます。土日に本社を開放するのは年間で「ホビーのまち静岡」の2日間だけといい、模型に関するさまざまな展示や本物のF1マシンのほか、今年は1分の1スケールの「ミニ四駆『エアロアバンテ』」も見ることができました。
この「静岡ホビーショー」と「タミヤオープンハウス」は、「グランシップ トレインフェスタ」のメイン会場と臨時の循環バスで結ばれています。また静岡駅前の「静岡ホビースクエア」でもイベントなどが開催され、鉄道や路線バスで移動可能です。
鉄道のイベントは全国でいくつもありますが、そうしたなか静岡で行われる「グランシップ トレインフェスタ」は“それそのもの”についてはもちろん、模型メーカーの多い「ホビーのまち静岡」らしく、あわせてたくさんの乗りもの、ホビーを楽しめるのが大きな特徴で、また個性的といえるかもしれません。
【了】
Writer: 恵 知仁(鉄道ライター)
鉄道を中心に、飛行機や船といった「乗りもの」全般やその旅について、取材や記事制作、写真撮影、書籍執筆などを手がける。日本の鉄道はJR線、私鉄線ともすべて乗車済み(完乗)。2級小型船舶免許所持。鉄道ライター/乗りものライター。
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