JALに「全乗客がラウンジ使えちゃうスゴイ便」があるって!? なぜこの便だけ?→確かにこれは「ある意味効率的」だ

JAL利用者のなかでも、ステータスを獲得するか、上位クラスに乗るかなどでしか利用できない「空港ラウンジ」が、すべての乗客に“無料開放”されるという特別な便が存在します。どういった理由からなのでしょうか。

ロンドン行きJL41便が対象

 2025年1月、JAL(日本航空)で長年長距離国際線主力機として運用されてきた「ボーイング777-300ER」が羽田~ロンドン線での定期便運航を終えました。今後JL43・44便は、新型機A350-1000が担当することになります。ただ、羽田~ロンドン線はもう1往復しており、この羽田発便のJL41便も実はある意味「アタリ便」といえるかもしれません。

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JAL機のイメージ(乗りものニュース編集部撮影)。

 JALマイレージプログラム「JMB」の会員で、一定のステータスを獲得したJGC(JALグローバルクラブ)会員などが利用できるJALの国際線ラウンジ「サクララウンジ」。通常このラウンジに入るには、ステータスを獲得するか、上位クラスに乗るか、料金などを支払うか……といった方法しかありませんが、実はエコノミークラス含むすべての乗客に、このラウンジが“無料開放”されている便が存在します。それが「プレミアムナイトフライト」と銘打たれたJL41便です。

 その理由は、羽田を午前1時に出発する深夜便であることに関係します。通常、長距離国際線は離陸後2~3時間ほどで1度目の機内食が提供されますが、JL41便だと、深夜から明け方にかけて機内食が提供されることになってしまいます。そこでこの便では、離陸後の機内食の代わりとして、ラウンジの食事を乗客へ提供。その分、離陸後すぐに乗客が休息をとれるようにしているのです。JALは公式サイトでこのフライトを「すべてのクラスにおいて離陸から約8時間後にお食事をご提供いたします」としており、離陸後しばらくのあいだは、乗客の休息時間確保を重視することを明記しています。

 ただ、同便の乗客はラウンジ内のシャワー室は利用できないなどの制限も。一方で、JALファンからは「JALカレー」として親しまれる「JAL特製オリジナルビーフカレー」をはじめ、パスタやスープ、和食料理などを出発前に食べることができます。

 なお、JL41便は、定刻の場合ロンドンに朝6時25分に着くため、到着後朝からロンドンの街を観光できるというのも特徴です。JALでは1日2往復、羽田~ロンドン線を運航していますが、最新鋭機で運航されるJL43・44便はもちろん、JL41便もラウンジが使えることに加え、時間を有効活用できるメリットもあるという意味で「アタリ便」といえるでしょう。

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