理由が北海道ならでは? 東の最果て目指す国道“12km改良計画”開通時期を見直しへ
国道44号「根室防雪」の開通時期が、2025年度から見直しへ。
国道44号「根室防雪」の計画を見直し
国土交通省北海道開発局釧路開発建設部は2025年2月6日、国道44号「根室防雪」の開通時期を、これまで予定していた2025年度から見直すと発表しました。
![Large 20250213 01](https://trafficnews.jp/wp-content/uploads/2025/02/250210_r44nemuro_02.jpg)
根室防雪は、根室市の厚床から温根沼までの延長12.2kmを対象に、地吹雪による視程障害や危険箇所・交通事故を減らし、安全な通行の確保を目的とした防災事業です。
豊かな自然の中を通ることから、動植物の生育環境保全を図るため生態系に配慮した道路整備が進められています。
釧路開発建設部によると、2024年夏に自然環境調査を行った結果、工事箇所付近に希少鳥類が確認されたといいます。
このため、日の出や日没前後に重機作業を行わない時間を設定して作業時間が短くなったこと、低騒音型重機を使って突発的な騒音を発生させないこと、低速走行により振動や騒音を抑えることなどの対策が影響し、2025年度に予定していた開通時期の見直しが必要になったということです。
新しい開通時期については、今後の工事状況を踏まえて工程を精査し、改めて告知するとしています。
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