世界で最も愛用されている戦闘機とは? F-15「イーグル」は第3位! なら1位は
毎年、世界各国の空軍戦力を分析しているイギリスの航空専門誌が2025年の最新状況を発表しました。それによると世界中の戦闘機総数は1.4万機ほどだとか。では、その中で最も使われている機種は何なのでしょうか。
最新ステルス戦闘機F-35が早くもランクイン!
イギリスの航空専門誌『フライトグローバル』は毎年、世界各国の空軍戦力を分析し、最新の配備状況をレポートしています。さっそく今年(2025年)も「世界の空軍2025」が発表され、その詳細なデータが明らかになりました。
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今年のレポートによれば、世界中の戦闘機総数は約1万4140機です。そこで、ランキングトップ10に焦点を当て、各機種の特徴とその戦略的価値について詳しく見ていきましょう。なお機数は戦闘機として配備されている数であり、練習機として運用されているものは含まれていません。
・10位 Su-25:379機
この機体は旧ソ連時代に設計された比較的小型の対地攻撃機で、ロシアやウクライナを含む多くの国々で使用されています。特にウクライナ戦争においては、その堅牢性と対地攻撃能力が再評価されています。
・9位 Su-24:399機
こちらもSu-25同様、旧ソ連時代の機体で現在も実戦に投入されている機種です。ただし、Su-25とは対象的に大型で長距離の作戦に長けた戦闘爆撃機です。やはりウクライナでの運用が注目されています。
・8位 ユーロファイター「タイフーン」:533機
イギリス、ドイツ、イタリア、スペインが共同開発した本機は、欧州各国の空軍で運用されており、近年ではサウジアラビアやカタールといった中東諸国でも採用が進んでいます。
・7位 J-7(MiG-21):650機
7位には驚くべき機種が登場です。旧ソ連のMiG-21をベースに中国が開発した独自派生型J-7です。多数が現役の主な理由は、低コストでの運用維持が可能である点、そして未だに多くの国で実戦的な防空任務を果たせるだけの性能を有している点にあると考えられます。
・6位 F-35:712機
最新鋭のステルス戦闘機としての先進的な設計と、多国籍開発プログラムによる大量生産によりすでに20か国への配備が決定しており、その数は急速に増加しています。2025年現在の生産数は年約150機であることから、数年以内に確実に1位となるでしょう。
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