実在した「トランプ大統領経営の航空会社」どんなもの? わずか数年でとん挫…でもやっぱブッ飛んでた!
「不動産王」とも称された著名な実業家として知られていたトランプ米大統領は、かつて航空会社を経営していたことがあります。その会社は、もちろん「トランプイズム」がいかんなく発揮されたものでした。
凄すぎる「トランプ・シャトル」→でもすぐに終わった…なぜ?
宣言どおり、「トランプ・シャトル」の手にわたったボーイング727は、客室内を中心にこうした「トランプイズム」にのっとって、改修を受けることになりました。
座席は革張りで、全席に飛行中に地上と通話できる「エアフォン」を搭載。化粧室には人工ではあるものの、大理石が採用されました。また、1時間程度の短距離路線ながら、機内では白ワイン「シャルドネ」や食事メニューの提供もあったと報じられています。
このような豪華絢爛な「トランプ・シャトル」でしたが、運航されていた期間はごく短く、赤字続きで1992年に事業を終了し、他社に「シャトル」事業を売却することになります。
これは湾岸戦争開始にともなってジェット燃料が高騰したこと、そもそも豪華絢爛さではなく、利便性の高さを求めていた顧客のニーズを汲み取れなかったことなどが要因としてあげられています。
ちなみに、事業としては失敗だった「トランプ・シャトル」ですが、現代の航空会社の利用では”当たり前”ともいえるセルフ式のチェックインサービスを初めて導入した航空会社でもありました。
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