「住めるぞこの建機!」ボルボが作りだした電動タイヤショベルの凄さ“快適すぎる”その秘密とは
東京機械センターで行われた「電動建機試乗会」で日本でまだ1台しかないボルボ製の電動タイヤショベル「L120 Electric」が公開されました。どんな車両なのでしょうか、実際に乗ってみました。
もちろん建機としての性能も優秀です
ちなみに、肝心のタイヤショベルとしての性能も、同車両のベースとなったディーゼル車両である「L120H」とそん色がありません。ディーゼルの場合、バケットの油圧を動かす際に、エンジンを動かす必要があるので、アクセルペダルを踏まなければなりませんが、「L120 Electric」の場合はモーターが稼働していれば、すぐにバケットも動かせるため、本来の性能は変わらないはずではあるものの、体感としては動作が若干速い印象を受けます。

さらに、電動建機として大きな特徴があるのは「回生ブレーキ」です。大型車のエンジンブレーキに相当するものとして使用可能で、「L120 Electric」のは3タイプ用意されており、一番キツ目にかけた場合、アクセルをベタ踏みした状態で加速したあとにペダルから足を放すと、すぐにモーターが反応しブレーキがかかります。一番緩い設定の場合は逆に緩やかに徐行してから止まる、クルマのエンジンブレーキのような感覚が味わえました。
ドライブ・ニュートラル・バックのギアチェンジは電気で動くのでもちろんオートマで、手元のスイッチで簡単に切り替えることができます。またアクセルを踏んだ状態でも、切り替えた直後に回生ブレーキがかかり、そのままシームレスにバック走行に移ることも可能とのことです。
残念ながら会場では掘削している様子は見ることができませんでしたが、バケットの切れ味が鋭く、耐摩耗性、耐食性に優れると言われるスウェーデン鋼を使っており、かつボルボ純正のものでありということで「性能はかなりいいです」と担当者はアピールしていました。
Writer: 斎藤雅道(ライター/編集者)
ミリタリー、芸能、グルメ、自動車、歴史、映画、テレビ、健康ネタなどなど、女性向けコスメ以外は基本やるなんでも屋ライター。一応、得意分野はホビー、アニメ、ゲームなどのサブカルネタ。
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