「結局、電動建機ってどうなん?パワー弱くないの?」→実際に乗ってみた結果
電気の力で動く電動建機、「パワーが出ないのでは」という論も根強いですが、実際はどうなのでしょうか。乗って試してみました。
小型の電動バックホウを操縦してみる
2025年2月に西尾レントオールの東京機械センターで行われた「電動建機試乗会」では、さまざまなメーカーの電動建機が登場しました。こうした建機は「環境に良い」「CO2が削減できる」といった点がアピールされています。一方で、現場からは「電気なのでパワーが出ないのでは」という声も。実際に使ってみた感覚はどうなのでしょうか、筆者が試してみました。

実際に筆者がディーゼル車両で使ったことのある、5トン未満の小型のバックホウ(ショベルカー)では、そのタイプで電動のものはコマツ、竹内製作所、ボルボの3メーカーの車両が出展されていました。そのうちボルボの「ECR25 Electric」は、掘削は体験できませんでしたが、操作は一通りできました。
操作感としては、油圧に連動してエンジンが動かないので、ディーゼルで動く建機よりも、反応が敏感な気がしました。
同車の説明を行っていた担当者に話を聞くと「基本の操作も反応も、ディーゼルの油圧と同様です」とのことなので、恐らくエンジン音がない分、反応が速い気がするだけだと思われます。「馴れるとそこまで違和感がないです」とも話しており、業務で使い続ければ問題なさそうです。
また、エンジンの始動に比べてモーターの場合かなり静かです。もちろん動かしているときの音もエンジン音がない分静かになっています。
コメント