電動建機なぜ必要?「環境にイイから」→いや違う! 住民の生活に直結のメリットとは

西尾レントオールが実施した「電動建機試乗会」では様々なメーカーの電動建機が登場しました。これらの建機に期待されていることは、より身近な問題への対応かもしれません。

電動なので圧倒的に静かなのが魅力

 ショベルカーやタイヤローラといった「建機」のレンタルや開発を行う西尾レントオールが2025年2月、東京機械センター(千葉県佐倉市)にて「電動建機試乗会」を実施し、さまざまなメーカーの電動建機が登場しました。こうした建機は、いわゆる「環境に良い」だけではない、生活に密着したメリットがあるようです。

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試乗車両のひとつとして展示されていたボルボ製電動バックホウEC230E(斎藤雅道撮影)

 会場で試乗できる車両は電動バックホウ(ショベルカー)、電動タイヤショベル(ホイールローダー)、電動タイヤローラの3種類でした。こういった電動建機では、「カーボンニュートラル」や「持続可能性」など、なにかと社会貢献方面でのクローズアップがされがちですが、現場はそうした大枠の貢献度以外のものにも注目しています。

 これらに共通していたポイントが、“静音性”です。

 この静音性ですが、街中での現場作業ではかなり重要になってきているとのことです。というのも、建機での作業中の苦情がひと昔前よりかなり増えているためです。

 試乗会で建機の説明を行っていた担当者のひとりに話を聞いてみると「住宅地などで行うときは、よく苦情が来るそうで、電動はそうした問題を避ける利点もあります」との答えが。

 軽油(ディーゼル)を使う建機の場合、内燃機関(エンジン)を使うため、走行時や停車時にもエンジン音が鳴ります。さらに、掘削のためにアームやバケットを使用するためには、油圧装置を使うため、そのときもエンジンを動かさなければなりません。特にバケットなどを始動するには、大きく「空ぶかし」する必要があるため、自然と音が大きくなるのです。

 そのようなエンジン音などに関して「耐えられない」と苦情や警察に通報する人が最近は多くなっているそうです。

【画像】電池ギッシリ…これが、電動建機の動力源です

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