京王井の頭線が“マイナーチェンジ” 見た目も中身もちょっと改造 新システムでどう変わる?
京王電鉄が井の頭線で、自動運転(ワンマン運転)の実証試験を始めます。
自動運転の実証試験を開始
京王電鉄は2025年3月6日、井の頭線で3月中旬に自動運転(ワンマン運転)の実証試験を始めると発表しました。

井の頭線の1000系電車に自動運転設備を搭載。走行パターンに合わせた加減速や、所定の位置に合わせた駅での停止などを自動で行います。運転士は乗降ドアの開閉や、発車時の出発ボタンの操作などを行います。
実証試験は、井の頭線全線(渋谷~吉祥寺)で、回送列車に運転士と車掌が乗った形で実施。最初はライトブルーの1778編成を使い、順次増やしていきます。この試験編成を通常の営業運転に使う時は、従来通り運転士と車掌が乗務し、運転士が手動で運転します。
車両の外観は、自動運転設備の搭載編成だと判別できるよう少し変わります。
前面にアクセントライン、先頭側面に「井」の字をモチーフに若手社員が考案したシンボルマークを追加。また、ホームドアの整備にあわせて、前面の車両番号や側面のピクトグラムの位置を上部に移動。
車内では、客室と乗務員室間の仕切り窓を一部拡大し、子供が前面展望を楽しめるようにします。また、車内案内システムを更新。多言語表記に対応するほか、開いているドアをチャイム音で知らせる装置を設置します。
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