福岡-筑豊ー行橋「ぜ~んぶ4車線化」!? 国道201号“最後の未改良区間”事業化へ セメント街道かなりスイスイに?
国道201号「みやこ行橋バイパス」の2025年度からの新規事業化が「妥当」とされました。
国土交通省九州地方整備局は2025年3月11日、2024年度2回目となる「社会資本整備審議会道路分科会 九州地方小委員会」を開催。国道201号「みやこ行橋バイパス」の2025年度からの新規事業化について「妥当」とされました。

国道201号は福岡市から東へ、筑豊地区を経て周防灘沿い(京築地区)の苅田町を結ぶ福岡県の東西道路です。福岡と筑豊の間は、3月30日に一部4車線化と“再有料化”がなされる「八木山バイパス」などが大動脈として機能していますが、筑豊と行橋を結ぶ区間も1日2万台以上が通行する幹線道路です。
現在は香春町以東が2車線となっており、香春町からみやこ町にかけての山越え区間は「香春拡幅」「仲哀拡幅」の名で計4.2kmの4車線化拡幅が進行中。そこから東九州道の行橋ICにかけての未事業化区間が、今回新たに着手されることとなります。現道とは別に約7.4kmのバイパスが建設されます。
これによって国道201号は、福岡―行橋間の全てで4車線化のメドが立ちました。
行橋の背後にある苅田(かんだ)港は、セメントの積み出し量が全国1位、完成自動車は全国3位。その事業所の多くが国道201号に集中しており、さらに物流道路としての重要性が増しているといいます。事業化区間の大型車交通量は12時間で平均約3600台と、セメント関連や自動車関連の物流が行き交っています。
事業化区間における国道201号現道の平均旅行速度は34km/h。これがバイパスの整備後は60km/hとなり、大幅なスピードアップが図られます。
※一部修正しました(3/24)
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