ロシア軍の「超重要な機体」危うし!? 空軍基地で“巨大な爆発”が発生か 配備されている機体とは
ロシア軍にとっては最も重要な機体の一つ。
戦略爆撃機の基地で「巨大な爆発」を捉えた画像が公開
ウクライナ国防省は2025年3月20日、ロシア南西部サラトフ州のエンゲリス2空軍基地を攻撃したと発表し、爆発の様子を捉えた画像も公開しました。

エンゲリス2空軍基地は、ロシア軍の戦略爆撃機であるTu-160やTu-95が配備されている重要な基地で、ウクライナに対する攻撃拠点となっています。
Tu-160は可変翼を有する超音速機で、エンジンやアビオニクスなどを一新して近代化したTu-160Mが現在も生産されています。Tu-95はプロペラを2枚重ねた「二重反転プロペラ」が特徴。運用開始からすでに60年以上経つものの、Tu-95MSMと呼ばれるアップグレードを施した機体も登場し、まだまだ現役にとどまるとみられています。
これらの機体は、敵の防空網の外から攻撃できる巡航ミサイルを搭載でき、ウクライナへの攻撃に使われる主要な爆撃機です。
エンゲリス2空軍基地をめぐっては、イギリス国防省が2025年1月、基地から8kmしか離れていないクリスタル石油貯蔵所がウクライナ軍の無人機による攻撃を受け、大規模な火災が発生したと指摘していました。
ウクライナ国防省によると、今回の基地への攻撃は保安庁と特殊作戦群が協力して実施し、飛行場付近で火災や爆発、弾薬の二次爆発が確認されたとしています。また、多数のKh-101巡航ミサイルが破壊されたとも報告しています。ただ、配備されている戦略爆撃機に被害が及んだのかは不明です。
アメリカのシンクタンク、戦争研究所は3月21日、ウクライナ軍の無人機攻撃がエンゲルス2空軍基地の弾薬・武器保管エリアに損害を与えたと指摘しています。
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