「日本一カオスな駅」が大変貌へ!超巨大な再開発で再整備 ついに“迷駅”から脱却か?

行先方面別などにホームを分けるそう。

名鉄名古屋駅「再整備」のイメージが公開

 名古屋鉄道は2025年3月24日、検討を進めている「名古屋駅地区再開発計画」について、事業化を決定したと発表。名鉄名古屋駅についても、再整備を行う方針を示し、完成イメージを公開しました。

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名鉄の「ミュースカイ」。名古屋駅の拡張で空港アクセスの利便性向上が見込まれる(画像:写真AC)

 名古屋駅地区再開発は、リニア中央新幹線開業と、これを契機に名古屋市などが進める「スーパーターミナル化」を見据えたもの。名古屋鉄道のほか、名鉄都市開発、日本生命保険相互会社、近畿日本鉄道、近鉄不動産が共同事業者となります。

 敷地面積は約3万2700平方メートル、延床面積は約52万平方メートルにおよぶ超大型の開発で、投資額は約5400億円となる見込みです。再開発ビルにはホテルやオフィス商業施設、バスターミナル、駅施設などが入ります。工事は2期に分けて進められ、2040年代前半に2期工事が竣工する予定です。

 名鉄名古屋駅は日本屈指のターミナル駅ですが、プラットホームは3面(うちひとつは降車・特別車専用)しかなく、線路に至っては2線分しかありません。

 ひっきりなしに多方面に向かう列車が発着し、駅の自動放送では案内が間に合ないため、駅係員が列車の動きにあわせて放送するほどです。駅の開業から80年以上が経過し、いよいよ抜本的な改良が動き出すことになります。

 駅の再整備では4線化が計画されており、「空港アクセスホーム」が設置予定。、空港アクセス列車の停車時分の増大などが図られるほか、行先方面別などにホームを分けることで、誰にもわかりやすい駅を実現するとしています。また、ホームドアの設置も想定されています。

【画像】大変貌!これが「名鉄名古屋駅」の再整備イメージです

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