北朝鮮と戦った“武勲船”の名だ! 最新巡視船「あまみ」引き渡し 先代から10倍以上ビッグに

先代は銃撃戦を繰り広げました。

ヘリコプターとの連携も可能に

 三菱重工は2025年3月24日(月)、海上保安庁向けとなる3500トン型巡視船「あまみ」の引渡式をグループ会社の三菱重工マリタイムシステムズで実施したと発表しました。

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海上保安庁の最新巡視船「あまみ」(画像:三菱重工)。

「あまみ」は、みやこ型巡視船の4番船で2024年3月14日に進水しています。全長120.0m、全幅14.0m、総トン数約3500トンの大型巡視船です。

 武装は40mm単装機関砲2基で、遠隔放水銃や停船命令等表示装置、遠隔監視採証装置、高速警備救難艇、複合型ゴムボートなども装備。また、船体後部には格納庫こそないものの、ヘリコプターが発着できる飛行甲板を備えます。なお、このクラスはヘリコプターを搭載しない、いわゆる「PL型」と呼ばれる海上保安庁の大型巡視船のなかでは最大級です。

 速力は25ノット(約46.3km/h)以上を発揮します。船体価格は約121億円で、最新鋭の巡視船として捜索監視能力や法執行活動が可能となる規制能力、そして災害対応能力のいずれも従来の巡視船と比べ、向上しています。

 配備先は鹿児島県の奄美海上保安部(第十管区)。奄美大島は南西諸島の中では沖縄本島に次いで2番目に大きく、鹿児島県と沖縄県の間に連なる薩南諸島の中心的な島でもあります。

 そのような島に位置する海上保安部を拠点に、尖閣諸島を含む東シナ海の領海警備や海難救助、治安の確保、海洋権益保全および海洋環境保全などの業務に就く予定です。

 なお、先代「あまみ」は2001年に起きた「九州南西海域工作船事件」で、北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)の工作船と銃撃戦を実施した船です。先代「あまみ」の大きさは全長56.0m、全幅7.5m、総トン数約250トン。2024年1月9日付けで退役しましたが、今回その名を引き継ぐ2代目が海上保安庁に誕生したといえるでしょう。

【引渡済みの姉妹船も】これが北朝鮮工作船と戦った先代「あまみ」です(写真)

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