台湾方面に配備か? ビッグな巡視船「だいとう」岡山の造船所で進水 姉妹船は尖閣警備で活動中
武装は40mm機関砲を積む予定。
就役は2025年の予定
岡山県玉野市にある三菱重工マリタイムシステムズ玉野本社工場において、2025年3月12日、海上保安庁向けとなる3500トン型巡視船の命名・進水式が実施されました。

「だいとう」と命名された本船は、みやこ型巡視船の6番船で、船体サイズは全長120.0m、全幅14.0m、総トン数は約3500トン。
みやこ型巡視船はこれまでに65隻が建造されていますが、今回の「だいとう」はネームシップの「みやこ」、2番船の「おおすみ」、3番艦の「あまみ」、5番艦の「ごとう」に続いて玉野で建造される5隻目の3500トン型巡視船となります。
2021(令和3)年度に発注を受けた本船は、今後、艤装工事などを行い、2025年度中に海上保安庁へ引き渡される予定で、就役後は尖閣諸島を含む東シナ海方面の領海警備や、海上犯罪の取り締まり、海難救助などに当たることになっています。
なお、すでに就役済みの1番船「みやこ」や2番船「おおすみ」は、速力は25ノット(約46km/h)以上で航行でき、40mm機関砲や遠隔放水銃などを装備し、船体後部にはヘリコプターが発着可能な飛行甲板を備えることから、今回進水した「だいとう」もおそらく同様のスペック・装備になると思われます
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