投下したパラシュートから弾道ミサイルを「バシュ!」と発射! 極超音速兵器の迎撃実験が行われる
イージス艦に迎撃能力があるのかを検証。
極超音速ミサイルを想定した防空実験
アメリカミサイル防衛局は2025年3月24日、極超音速ミサイルからの防衛を想定した実験「FTX-40」が成功したと発表しました。

実験はハワイ沖で、海軍やロッキード・マーチンと合同で実施。C-17輸送機からパラシュート投下されたMRBM(中距離弾道ミサイル)が空中で発射された後、海上に待機するアーレイ・バーク級ミサイル駆逐艦「ピンクニー」が極超音速に達したターゲットを追跡しました。これは、実際にSM-6弾道弾迎撃ミサイルを用い、迎撃する能力を検証するために行われたそうです。
極超音速ミサイルは音速の5倍以上の速度で飛翔し、既存の防空システムでは迎撃が困難とされています。
今回の実験の主な目的は、ピンクニー搭載の最新イージスシステムが、極超音速まで加速したターゲットを正確に追跡できるか確認することでした。今後の本格的な迎撃試験に向けた、貴重なデータ収集の機会になったとのことです。
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