日本は「“伸びしろ”がある」 新・豪華客船「飛鳥III」まもなく登場 クルーズ市場は“急拡大”するか

日本初となるLNG燃料クルーズ船「飛鳥III」のデビューが近づいています。日本を代表するクルーズ船の新型は、どのような船なのでしょうか。

きょうはフレンチ、明日は割烹、自由自在

 レストランは予約制の「ノブレス」(フレンチ)、「アルマーレ」(イタリアン)、「海彦」(割烹料理)に加えて予約・席料不要の「フォーシーズン・ダイニングルーム」を設けており、その日の気分でお好みの場所と時間、料理を選ぶことができます。

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郵船クルーズ西島副社長(深水千翔撮影)。

 多国籍料理の「エムスガーデン」は世界を巡ってきたシェフが手掛ける各地の名物料理を味わうことができます。ディナータイムは一部が「グリルレストラン パペンブルグ」となり、炭火焼グリルを後部オープンデッキで焼き上げるといったライブ感あふれる演出も行うとのこと。店名の由来は建造ヤードのマイヤー・ベルフトがある「パペンブルグ」と、そこを流れる「エムス川」からです。

2隻体制=「労力2倍」になっては意味がない

 郵船クルーズの西島裕司副社長は「コロナ禍を乗り越えているので、ようやくここまで来たという思いはもちろんある。ドイツで日本籍船を建造するということ自体が大きなチャレンジ」と話します。

 また、「飛鳥II」と合わせて2隻体制となることについて「今までと労力が倍になっては意味がない。社内のリソースを効率的に活用していくかということは考えている。燃料や水、食料をまとめて買うなどスケールメリットを取れるところは取っていきたい」と述べました。

 郵船クルーズはオリエンタルランドが2028年に就航を予定している「ディズニークルーズ」の運航に向けた業務提携を結んでいます。西島副社長は「(オリエンタルランドの参入は)クルーズへのお客様が増えるため、当然そういったところでシナジーがある。実際にお手伝いする運航や船舶管理、船員のマンニングのところでスケールメリットは取れるかもしれない」の認識を示しました。

 一方で課題となっているのはLNGの燃料供給です。東京湾内にはバンカリングサービスを行うLNGバンカリング船が就航していません。これについては「横浜が母港なので、横浜でLNGの補給をしたいという風に思っている。『Truck to Ship』方式で行うことを横浜市など関係各所と調整している」と明かしました。

 LNGの燃料供給は、バンカリング船から船に直接供給する「Ship to Ship」方式が効率的とされ、タンクローリーを何台もつなげて陸上から供給する「Truck to Ship」は外航の大型船には不向きです。「飛鳥III」でもその方式を採らざるを得ないのは、バンカリング船の整備がなかなか進まない状況を示しているといえます。

【マジで!?】これが「川を下っていく巨大クルーズ船」です(写真)

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コメント

1件のコメント

  1. 『船長と船医はヒマなのが良い』と言うそうですが、持参薬(高血圧、糖尿病、高脂血症などなど)を忘れた、ヤクが切れたと言うお爺ちゃんばかりで、出航直後から船医は大忙し。あぁ!薬品棚の在庫が尽きた!!

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