車内に畳、ひのき風呂 走る高級旅館「四季島」 姿見せた最上級室 JR東日本

JR東日本が2017年5月にデビューさせる予定の豪華クルーズトレイン「TRAIN SUITE 四季島」。同社がその「フラッグシップ列車」と位置づけ、「贅沢さ」や「上質さ」を追求したというその最上級客室の具体的な内容が明らかになりました。

JR東日本のフラッグシップ列車、その注目度は

 2017年5月1日(月)の運行開始まで、約10か月に迫った「四季島」。乗車には旅行商品を購入する必要があり、JR東日本グループのびゅうトラベルサービスが販売する2017年5、6月出発分は、受付けが2016年5月10日(火)から始められています。申込みは6月30日(木)まで可能です。

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ガラス張りデザインが特徴的な「四季島」先頭車。ダイナミックに流れる車窓を感じられるようにしたという(画像出典:JR東日本)。

 受付中のびゅうトラベルサービス販売分は、3泊4日コースが6回、1泊2日コースが5回の合計11回。それぞれ最大34人が募集されています。JR東日本によると、すでに応募数から全出発日で抽選になる見込みだそうです。ちなみに、日本のクルーズトレインの先駆けであるJR九州「ななつ星in九州」は、直近の募集(2016年10月~2017年2月出発分)における平均倍率が24.1倍でした。

 なお2017年春には、JR西日本の豪華クルーズトレイン「TWILIGHT EXPRESS 瑞風(トワイライトエクスプレスみずかぜ)」も登場する予定。2013年10月デビューのJR九州「ななつ星in九州」とあわせ、日本の鉄道は本格的な「クルーズトレイン時代」を迎えることになりそうです。

【了】

Writer:

鉄道を中心に、飛行機や船といった「乗りもの」全般やその旅について、取材や記事制作、写真撮影、書籍執筆などを手がける。日本の鉄道はJR線、私鉄線ともすべて乗車済み(完乗)。2級小型船舶免許所持。鉄道ライター/乗りものライター。

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コメント

7件のコメント

  1. 同じ景色ならどんな列車から見ようが一緒なのに、高い金払って一人暮らしの和室のような列車内の部屋で過ごすのが、滑稽に思えるのは私だけだろうか?

  2. 畳に寝転り、鉄路を進む列車の音と振動を感じながら車窓から流れる景色を見る...ん~ワクワクする。

    こういう非日常を味わうのが醍醐味でもある。

    走る旅館ってのも伊達じゃないだろう。

    俺は自分が求める鉄道の旅とは違うからクルーズトレインに乗る気はないけどね。

  3. 批判が自由なら、批判に対する批判も自由なんでないの?

    わざわざ批判的なことを書いて、それを非難されたからっていちいち反論するのほどみっともないことはない。

    企業の提供するサービスは興味のある人がいれば成功なんだし、興味のある人を滑稽だなんて言うことは間違っている。

    私はディズニーランドなどアミューズメントで遊ばさせられる事に全く同意できないが、そこを楽しんでいる人や施設を滑稽だなんて思ったことがない。

    • >興味のある人を滑稽だなんて言うことは間違っている。

      特定の人に対して滑稽と書いたわけではないが、乗りたいと思っている人に対する批判だと捉えるのであれば、その意図はありません。乗りたい人はお金を出して乗ればいいと思います。

      ただ、私は景色が見えればいいので、高いお金を出して乗りたいとは思いません。

      なお、あなたに、みっともないなどと批判される筋合いはありません。

  4. 筋合いがなければ、批判できないようですからスルーしましょう。

    批判されるのが嫌なら批判されるようなことは欠かないことです。

  5. 選択肢が増えるのは大歓迎ですね。

    普通に「いつかは乗ってみたい」と思いますよ。

    現にななつ星が成功しています。

    確実に需要はありますよ。

  6. あーこち亀でこんなのみたわー。

    だが、ベッドではなく畳の上でゴロゴロするのは、いいな。