車内に畳、ひのき風呂 走る高級旅館「四季島」 姿見せた最上級室 JR東日本

JR東日本が2017年5月にデビューさせる予定の豪華クルーズトレイン「TRAIN SUITE 四季島」。同社がその「フラッグシップ列車」と位置づけ、「贅沢さ」や「上質さ」を追求したというその最上級客室の具体的な内容が明らかになりました。

旗艦「四季島」、その最上級室の「実力」

 2017年5月1日(月)にJR東日本がデビューさせる予定の、豪華クルーズトレイン「TRAIN SUITE 四季島(トランスイートしきしま)」。そのモックアップ(原寸大車内模型)が2016年6月16日(木)、報道陣へ公開され、「贅沢さ」や「上質さ」を追求したというその最上級客室の具体的な内容が明らかになりました。

 JR東日本が同社の「フラッグシップ列車」(会社のシンボルになる列車)と表現する「四季島」。そのシンボル的存在である最上級客室「四季島スイート(メゾネットタイプ)」は、1階がふたつのシングルベッドが並ぶ寝室、2階が掘りごたつと畳を備えた“居間”という2階建て構造になっています。

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畳と掘りごたつを備えた旅館のような「四季島スイート(メゾネットタイプ)」(2016年6月、恵 知仁撮影)。

「四季島スイート(メゾネットタイプ)」にはあわせて、ひのき風呂を備えた“浴室”も用意されます。浴槽を備える鉄道車両は、日本では大変珍しい存在です。

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ひのき風呂とシャワー、洗面所も備える「四季島スイート(メゾネットタイプ)」。トイレは温水洗浄便座(2016年6月、恵 知仁撮影)。

 畳が敷かれた2階の“居間”で受けた印象は、高級旅館に到着し、旅装を解いてとりあえず畳の上でノンビリしたときに近いものでした。同様の体験をしたことのある人は多いと思われますが、しかしこの「四季島」では、そこで窓の外を眺めると山あり谷ありホームあり、景色が移り変わっていきます。

 ちなみにこの部屋の料金は、上野駅(東京都台東区)から東北、北海道方面を周遊し、新潟経由で上野駅へ戻ってくる3泊4日のコース、大人1人、2名1室で95万円です(内容・価格はびゅうトラベルサービス販売分の基本的なもの)。

テーマ特集「【鉄道】瑞風、四季島、ななつ星…クルーズトレインの特徴、サービス、料金は?」へ

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コメント

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7件のコメント

  1. 同じ景色ならどんな列車から見ようが一緒なのに、高い金払って一人暮らしの和室のような列車内の部屋で過ごすのが、滑稽に思えるのは私だけだろうか?

  2. 畳に寝転り、鉄路を進む列車の音と振動を感じながら車窓から流れる景色を見る...ん~ワクワクする。
    こういう非日常を味わうのが醍醐味でもある。
    走る旅館ってのも伊達じゃないだろう。
    俺は自分が求める鉄道の旅とは違うからクルーズトレインに乗る気はないけどね。

  3. 批判が自由なら、批判に対する批判も自由なんでないの?
    わざわざ批判的なことを書いて、それを非難されたからっていちいち反論するのほどみっともないことはない。
    企業の提供するサービスは興味のある人がいれば成功なんだし、興味のある人を滑稽だなんて言うことは間違っている。
    私はディズニーランドなどアミューズメントで遊ばさせられる事に全く同意できないが、そこを楽しんでいる人や施設を滑稽だなんて思ったことがない。

    • >興味のある人を滑稽だなんて言うことは間違っている。

      特定の人に対して滑稽と書いたわけではないが、乗りたいと思っている人に対する批判だと捉えるのであれば、その意図はありません。乗りたい人はお金を出して乗ればいいと思います。
      ただ、私は景色が見えればいいので、高いお金を出して乗りたいとは思いません。

      なお、あなたに、みっともないなどと批判される筋合いはありません。

  4. 筋合いがなければ、批判できないようですからスルーしましょう。
    批判されるのが嫌なら批判されるようなことは欠かないことです。

  5. 選択肢が増えるのは大歓迎ですね。
    普通に「いつかは乗ってみたい」と思いますよ。

    現にななつ星が成功しています。
    確実に需要はありますよ。

  6. あーこち亀でこんなのみたわー。
    だが、ベッドではなく畳の上でゴロゴロするのは、いいな。