元「さんふらわあ」から交替! 23年の歴史で初「新造船」デビューの国際フェリー航路 スパ&サウナ&プールつきで大阪―釜山!

大阪と韓国の釜山を結ぶ新造フェリー「パンスターミラクル」が就航。23年間使われた元「さんふらわあ」を置き換えました。内部はかなり“異国”なコンセプトです。

プール、サウナあります!

「パンスターミラクル」の長さは171mで幅は25.4m、客室は計102室で355人の乗客を乗せることができます。貨物は20フィートコンテナを254個積載可能(254TEU)。航海速力は23ノット(約42.6km/h)で、船籍はパナマです。

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パンスターミラクル就航記念式典にて(深水千翔撮影)

 バルコニー付きスイートキャビン37室を含めた客室設備に加えて、360度のパノラマビューを楽しめるトップデッキ、船首側の眺望を楽しめるVIPラウンジ、温水屋外プールやスパ、サウナなど、ラグジュアリークルーズを象徴する施設を備えました。食事もビュッフェスタイルから、ロイヤルスイート向けのフルコース料理、季節のコース料理を楽しめる予約制レストランを用意しています。

 運航中は様々な公演が行われるだけでなく船内各所でバリスタ、ソムリエ、カクテル、ゴルフ、ダンス、歌などの文化講座も実施される予定です。

 大阪―釜山の所要時間は約18時間。運航スケジュールは月・水・金が大阪発、日・火・木が釜山発です。定期航路のフェリーでありながら、キム会長は「旅客船はもはや単なる移動手段ではなく、乗船そのものが目的となり、船上生活が素晴らしい旅の一部となるべきだ」と強調しました。

「お客様に退屈することなく、充実した旅を提供する。『パンスターミラクル』は船旅の概念を大きく変えるきっかけとなるだろう」(キム会長)

【絶対楽しいぞコレ!】新造船「パンスターミラクル」(写真で見る)

Writer:

1988年生まれ。大学卒業後、防衛専門紙を経て日本海事新聞社の記者として造船所や舶用メーカー、防衛関連の取材を担当。現在はフリーランスの記者として活動中。

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