レンタカーが「れ」ナンバーだったのですが…「わ」じゃないんですか?
レンタカーは「わ」ナンバー。そう思っていましたが、ある時「れ」ナンバー車を発見しました。それはなぜでしょうか。また、使用されないひらがなには何があるのでしょうか。
「わ」ナンバーだと思ったら「れ」ナンバー
加減速が不自然だったり、妙な場面でブレーキを踏んだり、車間距離がスカスカだったり……前のクルマがこんな運転だと、正直イライラしてくるものですが、そのナンバーを見て「仕方ない」と納得することもあります。

それはレンタカーなど貸渡用のクルマを示す「わ」ナンバーです。当のドライバーは乗り慣れないクルマを運転しているわけで、不自然な挙動になってしまうのは仕方ありません。前を走る「わ」ナンバーの運転が変だと感じる場合、筆者はしばし後続車に道を譲り、安定したクルマの流れに乗り直すようにしています。
ある時、筆者が長野県の諏訪湖の周回道を走っていると、同様の挙動不審なクルマに遭遇しました。クルマのリアにはレンタカー会社のステッカーが貼られており、ハンドリングや加速が不安定でした。
「危ないし眠くなるし、いつも通りやり過ごそう」と、後続車に道を譲ろうとした際、何気なくそのナンバーを見たところで驚きました。なんと「わ」ではなく「れ」ナンバーだったのです。
「わ」と「れ」、遠目に見るとよく似たひらがなですが、二度見してもやはり確かに「れ」。レンタカーに「れ」ナンバーなんて存在するのでしょうか。
気になって調べてみると、実は貸渡用車には「れ」ナンバーも存在することを知りました。これは一部の都市や観光地などで見られる現象で、レンタカー登録車が多くなり、当てがえるナンバーが枯渇した場合、「れ」ナンバーに登録するケースがあるそうです。
確かこれ、保有台数が一定台数を超えると「れ」になるんじゃないでしたっけ。なので兵庫県には高級車で「れ」ナンバーを取ってレンタカーとバレにくいことをウリにしたレンタカーサービス会社があります。