新幹線駅まで快適アクセス 2025年秋「熊本西環状道路」が延伸へ 中心市街地がすぐ!
熊本西環状道路が、2025年秋に延伸開通する見込みです。
池上熊本駅ICまで開通
熊本西環状道路が、2025年秋に延伸開通する見込みです。これにより熊本駅へのアクセス性が向上します。

熊本西環状道路は、熊本市の南区砂原町と北区下硯川町を南北に結ぶ地域高規格道路(自動車専用道路)です。県道342号砂原四方寄線に指定されています。
中心市街地の東側を走る国道3号植木バイパス・熊本北バイパス、国道57号熊本東バイパスと合わせて「熊本環状道路」を構成し、中心市街地に集中する交通を分散させる狙いがあります。
計画延長約12kmのうち、北側の花園IC~下硯川IC(国道3号植木バイパス)間4.1kmは2017年3月26日に開通しています。
そして今秋に開通を控えるのは、池上(いけのうえ)熊本駅ICから花園ICまでの「池上工区」4.6kmです。この区間の途中にICはありませんが、谷尾崎トンネル(872m)と花園トンネル(1563m)も開通します。
池上熊本駅ICは、同時開通予定の県道344号池上インター線(延長1.0km)に直結。この県道はさらに県道227号並建熊本線(万日山トンネル)につながり、九州新幹線などが発着する熊本駅の西口や中心市街地へ、容易にアクセスできるようになります。
市によると、熊本西環状道路の全区間の3分の2が通れるようになり、中心市街地の交通混雑の緩和や、熊本駅までのアクセスが向上するとしています。
ちなみに熊本西環状道路の池上熊本駅IC以南は、すでに事業が進行中です。また、下硯川IC以北も、九州道・熊本北JCT/IC(仮称)までの区間が「熊本環状連絡道路」として2025年度に新規事業化されました。
熊本西環状道路と熊本環状連絡道路の全線が開通すると、熊本港や熊本駅と九州道を結ぶ便利なルートが誕生します。
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