海自艦艇「米中対立の最前線」に外国艦艇として初寄港! でもナゼ日本が…? 考えられる理由とは

単なる「寄港」とはワケが違う…!

海外艦艇としては初寄港

 海上自衛隊は2025年4月19日、掃海母艦「ぶんご」と掃海艦「えたじま」がカンボジア南西部のリアム海軍基地に寄港したと発表しました。

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リアム海軍基地に入港した掃海母艦「ぶんご」と掃海艦「えたじま」(画像:海上自衛隊)。

 リアム海軍基地では、これまで中国の支援を受けて規模拡張工事が行われ、4月5日に作業が完了したばかりでした。作業後に外国艦艇が入港するのは、今回の「ぶんご」および「えたじま」が初めてとなります。

 両艦は、令和6年度インド太平洋・中東方面派遣(IMED25)参加部隊として、1月7日に母港である広島県の呉基地を出港し、約3か月以上にわたり地域内の国々と共同訓練や親善訪問などを通じて、日本との連携強化を図ってきました。

 今回のリアム海軍基地を寄港を巡っては、中国とカンボジアとの接近を警戒するアメリカの姿勢などを踏まえ、海上自衛隊の艦艇を寄港させることにより、複雑な国際情勢の中でカンボジアがバランスをとろうとしているとの見方もあります。言い換えれば、リアム海軍基地は今や東南アジアにおける米中対立の最前線ともいえます。

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