南阿蘇鉄道に復旧調査費2億円 熊本地震でトンネル移動など甚大被害

熊本地震により甚大な被害を受けた南阿蘇鉄道の災害復旧調査に、「熊本地震復旧等予備費」のうち約2億円が充てられます。

鉄道施設に著しい損傷

 国土交通省は2016年6月28日(火)、閣議決定された「熊本地震復旧等予備費」のうち、同省に関係する169億円分の使い道について発表しました。地震によって甚大な被害が生じ、現在も全線で運転再開の見通しが立っていない南阿蘇鉄道の災害復旧調査には、2億100万円が充当されます。

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向かって左方向に山ごと移動した犀角山トンネル(写真出典:国土交通省)。

 南阿蘇鉄道は立野駅(熊本県南阿蘇村)と高森駅(同・高森町)を結ぶ17.7kmの第三セクター鉄道です。今年4月に発生した熊本地震では第一白川橋梁の橋台が移動し、線路には土砂が流入。犀角山(さいかくやま)トンネルでは山とともにトンネルが移動し、戸下トンネルでは亀裂が入るなど、鉄道施設に著しい損傷が生じています。

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亀裂が入った戸下トンネル(写真出典:国土交通省)。

 この状況を踏まえ国土交通省は、単なる損傷部分の補修ではなく、トンネル、橋の損傷状況や沿線の地質、地盤を調査した上で復旧方法を検討するといいます。さらに、今後における鉄道施設の保有のあり方についても検討が必要であるとし、これらの調査検討に必要な経費としておよそ2億円を充てるとしています。

【了】

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