寝台も座席もある583系で横浜から青森へ 7~9月にツアー実施 JR東日本

寝台と座席を兼ね備えた583系電車を使用し、横浜から青森方面へ夜行で行くツアーが、2016年7~9月に実施されます。

「ゴロンとシート」と座席から選べる

 JR東日本・横浜支社は2016年6月30日(木)、583系電車を使用して青森方面へ夜行で行くツアー「583系で行く青森の旅、函館の旅」を、今年7月から9月にかけて実施すると発表しました。

 583系電車は座席と寝台を兼ね備えた特急型車両です。昼も夜も使える車両としてかつては多くの路線で使用されましたが、老朽化により廃車が進み、現在はJR東日本に1編成(6両)だけが残っています。今回のツアーでは、1、3、5号車をまくらやシーツなどのない「ゴロンとシート」の寝台として、2、4、6号車をボックス席の座席として設定します。

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使用された列車名にちなみ「月光型」とも呼ばれる583系電車(写真出典:JR東日本)。

 ツアーは片道で、経由や行き先が異なる形で計3回催行。いずれも金曜夜に横浜を出発します。7月22日(金)発は東北本線経由、青森行き。代金は大人2万円、子ども1万2000円です。8月19日(金)発は羽越本線、奥羽本線経由、新青森行きです。新青森からは北海道新幹線「はやぶさ1号」に乗り換え、新函館北斗を目指します。代金は大人2万3000円、子ども1万4000円です。9月23日(金)発は羽越本線や奥羽本線を経由し、青森行きとして運転されます。代金は大人1万6000円、子ども1万円です。いずれのツアーも途中、新宿から乗車することが可能です。

 募集人員は各回とも120人。旅行代金には運賃や料金、朝食の弁当(お茶付き)、そして「オリジナル運転時刻表」が含まれます。横浜、東京エリアの「びゅうプラザ」(一部除く)で、7月4日(月)14時からツアーごとに順次発売される予定です。

 JR東日本は「金曜日の夜出発いたしますので、ぜひ、ご家族、ご友人と“583系”で青森・函館エリアへお出かけください」としています。

【了】

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