ニセモノ機体を表示して騙す!? 最新型の無人機が公開 戦闘機との共同任務を想定 どのような役割? 英国空軍
その名は「ストームシュラウド」。
イギリス空軍期待の無人機
イギリス空軍は2025年5月2日、新型無人航空機「ストームシュラウド」を公開しました。

この機体は、同空軍が運用しているユーロファイター「タイフーン」やF-35Bと連携するために開発された、自律型協働プラットフォーム(ACP)シリーズの第一号機です。敵のレーダーを妨害し、有人機の生存性や作戦効果を高める役割が期待されています。
同機は、有人機と無人機を組み合わせて運用されることが示されているほか、ロシアによるウクライナ侵攻で使用されているドローンや無人航空機などの戦訓を取り入れた機体にもなっており、ウクライナ上空での無人機の消耗率から、比較的安価な機体であることも重視されているようです。
レオナルド製の電子戦ペイロードであるブライトストームを搭載しており、監視中の敵レーダーに混乱させるため強力なデジタルジャミングや偽の機体をレーダー上に投影させる欺瞞工作などを行います。
イギリス空軍は自国及びびNATO同盟国への脅威が高まる中、「ストームシュラウド」は潜在的な侵略者への強力な抑止力となる」と発表しています。
これから「ストームシュラウド」は王立補助空軍及び、イギリス国防省要員で構成される第216飛行隊によって運用され、イギリス空軍の戦闘機部隊と実戦を想定した訓練を実施するそうです。
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