「日本最高地点」への国道、やっと開通! 冬季閉鎖の解除1か月遅れ 雪への慎重な姿勢は崩さず
群馬県は2025年4月21日、国道292号「志賀草津道路」の冬季閉鎖解除を見送り、全面通行止めを継続すると発表しました。
群馬県が国道292号「志賀草津道路」の冬季閉鎖を2025年5月22日(金)に解除します。例年より約1か月遅れ、ようやくの解除に安堵の声も上がっています。

国道292号は群馬・長野県境の渋峠付近に「日本国道最高地点」(標高2172m)の石碑が立つ路線です。群馬県の草津温泉と長野県の志賀高原を結びます。
今年は4月23日に冬季閉鎖を解除する予定でしたが、群馬県側の閉鎖解除作業中に雪崩が発生したため、国道最高地点への最もポピュラーなルートである草津温泉側の天狗山ゲートから万座三差路まで、全面通行止めを継続していました。
県境に建つ渋峠ホテルは公式Xにて「丸1か月です。長〜〜かった」とづづっています。なお、渋峠エリアは5月25日までスキーもできるそうです。
ただし、当該区間は当面のあいだ片側交互通行で、通行できるのは8時から17時まで。群馬県は冬季閉鎖の解除について「除雪作業や融雪などによって雪崩の危険性が低下したため」としていますが、斜面には積雪が残っていることから、現場に監視員および定点カメラを配置して監視を継続。「雪崩の危険性が高まった場合や濃霧により監視が困難となった場合は、予告なく全面通行止めを実施します」と慎重な姿勢を崩していません。
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