“史上初の戦闘機撃墜”も達成! ロシア軍相手に猛威を振るう「秘密兵器」ウクライナ情報局が初公開!

2年ほど前から運用しているが、公の場では初公開。

戦闘機や揚陸艦にまで損害を与える持たざる者の兵器

 ウクライナ国防情報局(DIU)は2025年5月14日、キーウで行われたイベントで、海軍用の水上無人艇「マグラ」を公開しました。

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「マグラV7」が撃墜したといわれるSu-30のイメージ(画像:ロシア国防省)

 同無人艇の存在は約2年前から確認されていますが、公の場で公開され、DIUが同兵器の細かい説明をしたのは今回が初となります。

 このマグラシリーズは、モジュールの切り替えにより、様々な戦闘に対応することが可能で、自爆ドローン化した「マグラV5」はロシアの黒海艦隊を標的とした艦艇攻撃に使用され、これまで揚陸艦「ツェーザリ・クニコフ」を撃沈したほか、ミサイル艇やコルベットなどに撃沈するか損傷を与えています。

 また、対空ミサイルなどを搭載した対空に特化した「マグラV7」は、搭載されたAIM-9「サイドワインダー」を使用し、Su-30戦闘機2機を無人艇としては恐らく史上初めて撃墜しました。またそれ以前にも、Mi-8ヘリコプター2機を撃墜しており、これも史上初のヘリコプター撃墜例とされています。

 マグラシリーズはDIU特殊作戦部隊であるグループ13が主に使用しており、キリル・ブダノフ中将は、この無人艇をウクライナの海上能力強化戦略の一環として紹介しました。事実、ロシアの黒海艦隊は殆ど戦闘艦艇を有していないウクライナ軍相手に、黒海での作戦変更を余儀なくされており、同無人艇による、ロシアの資産への総被害額は5億ドルを超えるとも推定されています。

【画像】た、確かにミサイルついてる! 公開されたマグラシリーズ

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コメント

1件のコメント

  1. もう魚雷艇とか必要ないな。