JALが「北米の大都市に成田から新路線」なぜ? 「かつて羽田に移管した」路線を”再就航”させたワケ

2020年までは「成田発着」でした。

羽田・成田の2つの空港からシカゴへ

 JAL(日本航空)が2025年5月31日、成田~シカゴ線を開設しました。同日18時すぎ、その初便が成田空港を出発しています。2020年まで同社ではこの路線を運航してきましたが、その後、シカゴ線は羽田発着に切り替えられたという経緯を持ちます。なぜ再度、成田空港発着便を再度就航することになったのでしょうか。

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JAL「成田~シカゴ線」就航初便の様子(画像:JAL)。

 JALの担当者は「成田空港は乗り継ぎのお客様が多く、東南アジアやインドから成田を経由して北米へ向かう、またはその逆という乗り継ぎ需要が伸びていくと見られ、重要な路線です。シカゴは共同事業パートナーのアメリカン航空のハブ空港のひとつであるため、シカゴからの乗り継ぎ利便性が高いというのもポイントです」と話します。なお、羽田~シカゴ線も継続して運航され、東京~シカゴ線は1日2便体制となります。

 成田~シカゴ線はファースト、ビジネス、プレミアムエコノミー、エコノミーの4クラスを配するボーイング777-300ER長距離国際線仕様機が投入されました。初便は235人の乗客が搭乗。担当者によると「ビジネスクラスは高い需要を期待している」とのことで、初便の同クラスは49席すべてが埋まった状態での出発となっています。

【写真】特別すぎる! これが「JALのユニーク新路線」開設初日の様子です

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