お盆の鉄道予約、下りは「山の日」がピークに 「サンライズ」はほぼ満席

JR 6社がお盆期間における指定席の予約状況を発表。今年から「山の日」に制定された8月11日の混雑が目立っています。

初めてのお盆期間を迎える北海道新幹線

 JR 6社は2016年7月28日(木)、お盆期間(8月10日~8月18日)における指定席予約状況(7月27日現在)を発表しました。

 JR 6社合計の予約可能席数は、前年比103%の843万席。予約席数は前年比108%の295万席です。

 今年3月に開業し初めての帰省シーズンを迎える北海道新幹線は、予約席数が前年比261.8%に(前年の在来線特急「スーパー白鳥」「白鳥」と比較)。予約率は前年が43.1%、今年は36.4%です。

 下り(新函館北斗着)では8月11日(木・祝)と17日(水)の一部列車が混雑。また、8月10日(水)、12日(金)~16日(火)、18日(木)の一部列車や、上り(新函館北斗発)では8月10日(水)、13日(土)~18日(木)の一部列車がやや混み合っているといいます。予約のピークは、下りが8月11日(木・祝)、上りが8月15日(月)です。

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2度目の夏を迎える北陸新幹線は、お盆期間の予約率が34%。一部の日の時間帯を除き、席にまだ余裕があるという(2015年2月、恵 知仁撮影)。

 前年比102%の335万席を用意した東海道新幹線の予約のピークは、下りが8月11日(木・祝)、上りが8月14日(日)です。特に下りでは、8月11日(木・祝)午前に東京駅を出発する「のぞみ」「ひかり」がほぼ満席といいます。

 山陽新幹線の「のぞみ」は、下りが8月11日(木・祝)~13日(土)の各日昼過ぎまでに新大阪駅を出発する列車、上りは8月14日(日)~16日(火)の各日昼ごろから夕方までに新大阪駅に到着する列車を中心に満席に近付いています。

 北陸新幹線は、下りは8月11日(木・祝)は夕方まで、13日(土)は昼過ぎまでに金沢駅に到着する「かがやき」「はくたか」がほぼ満席。上りは8月14日(日)~16日(火)の各日昼過ぎから夕方までに金沢駅を出発する「かがやき」「はくたか」が満席に近付いています。

 寝台特急「サンライズ出雲」(東京~出雲市)は、東京発、出雲市発とも臨時列車の91号、92号を含めてほぼ満席。東京~岡山間で「サンライズ出雲」と連結して運転される寝台特急「サンライズ瀬戸」(東京~高松・琴平)も予約率は93.5%(前年は90.1%)ということです。

【了】

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