「衝突事故で壊れた旅客機」どう復活? まるで魔術な「前例のない非常に複雑な修理」の様子とは エアバス
プロってすごい…。
3か月で復元
2024年4月、事故で胴体後部が大きく破損したオーストリア航空のエアバスA320neo(機番:OE-LZQ)。製造メーカーのエアバスが公式SNS上で、同機の修理の様子を公開しています。この機の復元作業は、どのように行われたのでしょうか。

OE-LZQは就航してからわずか数か月で、ウィーン空港の搭乗橋との衝突により、機体後部、さらに翼にも深刻な損傷を受けました。乗客は乗っていなかったため、けが人などは出ませんでしたが、新型機ということで影響は大きかったとのことです。
エアバスによると、この機の修復作業は3か月を要し、機体の水平安定装置、右エルロン、後部圧力隔壁を交換。「修理というよりは、むしろ再組み立てに近い作業」で「前例のない非常に複雑な修理」だったとのことです。また、作業にあたり、新しい工具や部品、さらにはミニ最終組立ラインの設置も必要だったとしています。
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