「艦艇防衛用の新型ミサイル」日本での生産実現!“撃ちっぱなし型”で艦員の負担も軽く 三菱電機がRTXと契約

RTXと三菱電機間でライセンス生産の契約が成立。

AMRAAMに相当する艦艇用ミサイル

 アメリカの防衛・航空宇宙企業であるレイセオン(RTXの事業部門)は2025年6月24日、艦艇防空用ミサイル「ESSM(Evolved SeaSparrow Missile)」ブロック2のライセンス生産に関して、日本の三菱電機から2億5000万ドル(約400億円)規模の契約を受注したと発表しました。

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海上自衛隊のなかでも最初期にESSMを採用したひゅうが型護衛艦(画像:海上自衛隊)

 この契約により三菱電機は、レイセオンからESSMに関するミサイルキット、部品、技術支援の提供を受け、日本国内での一部生産を実施することになります。

 レイセオンと三菱電機は、防衛関連の重要プログラムにおいて50年以上にわたり協力関係を築いてきました。今回の契約はその関係の最新の成果であり、日本の防衛装備の国内生産体制やミサイル防衛能力の強化に寄与するとともに、日米間の安全保障パートナーシップを一層強化するものと位置づけられています。

 ESSMは、海上自衛隊の護衛艦をはじめ、北大西洋条約機構(NATO)加盟国など西側諸国の艦艇に広く搭載されている、RIM-7 シースパローの後継とされるミサイルで、日本ではその英語名称を直訳した「発展型シースパロー」とも呼ばれています。

 AIM-120 AMRAAM(アムラーム)と同様に、発射後はミサイル本体がレーダー波を出すことで、艦艇からの持続的なレーダー照射を必要としない「アクティブ・レーダー・ホーミング」方式を採用しており、従来のシースパローに比べて艦艇要員の運用負担を軽減する設計となっています。また、艦対艦ミサイルや対艦巡航ミサイルなど、多様な脅威に対処可能な高性能ミサイルとして位置づけられています。

【画像】発射! これが、テストされる「ESSM:発展型シースパロー」です

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コメント

1件のコメント

  1. 日本は、海自護衛艦用に独自の新型対空ミサイルを開発実用化しています。その元となった空自の国産AAMは、米国のAIM-120よりも高性能のため採用されました。

    日本が国産AAMを採用したため、慌てたレイセオン社は、AIM-120とESSMを大幅に値引きしたため、海自と空自は両者も採用しました。

    ちなみに、新型国産艦対空ミサイルの弱点は、護衛艦のVLSのセルに1発しか装填できない(大きい)ことです。ESSMは特殊なパーツを追加することで、1セルに4発装填できます。

    海自の「もがみ型」FFMは16セルしかVLSを装備していないので、対空ミサイルは近接防御用だけです。

    今後、新型国産艦対空ミサイルが汎用DD(護衛艦)に配備された場合、余剰となるESSMは、もがみ型FFMのVLSに特殊パーツを組み込んで、4セル16発を装備して、残り12発は新型アスロックと振り分けるのが、ベターだと思います。

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