イスラエル・イラン情勢、「世界一厳しい航空会社」にも影響が… 平時も「他社ではありえない厳重っぷり」その概要
また乗れる日が来るのか…。
平時は成田便を運航
イランとイスラエルが軍事衝突をし、同地域周辺を行き交う世界の旅客便にも影響が生じています。この2国のうち、平時日常的に日本への直行便を飛ばしていたのが、イスラエルの国営航空会社「エルアル・イスラエル航空」です。同社は航空ファンなどより「世界一厳重な航空会社」とも呼ばれることがあるほど、日常的に特殊なオペレーションなどを行うことでも知られていました。

エルアル・イスラエル航空は平時、成田~テルアビブ線を運航しており、これは2国間を結ぶ唯一の直行便でした。しかし、通常の空港の保安検査に加え、全旅客に対し会社独自のセキュリティチェックを実施するほか、機体に「フライトガード」と呼ばれるミサイル防御システムを備えるなどの措置を講じるなど、他社では見られないテロ対策を講じながらの運用を行っていることで知られています。
一度は週4便まで増便されたエルアル・イスラエル航空の成田~テルアビブ線ですが、2025年6月26日現在、成田空港の公式サイトによると、情勢の悪化を受けてか「欠航」となっています。その一方で同社の公式SNSによると、運航自体は再開されているとのことで、救援便を運航しているほか、一部便では一般旅客への座席開放も実施しているとしています。
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