本当に運転士がいません! 肥薩おれんじ鉄道、苦肉の「3割減ダイヤ」に

運転士不足のため、肥薩おれんじ鉄道の運休列車が増えます。

8月からさらに運休

 熊本・鹿児島の第三セクター・肥薩おれんじ鉄道は2025年6月30日、列車の運転士が確保できないとして、8月から運休列車をさらに増やすと発表しました。

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肥薩おれんじ鉄道の列車(画像:写真AC)

 肥薩おれんじ鉄道では人員不足が深刻化しており、2月から上下5本の列車を運休しています。

 しかし、運転士がさらに退職する見込みであるとして、8月から列車の本数を3割ほど減らす計画です。

 2月からの運休を合わせてると、8月以降、平日は51本のうち18本、土休日は46本のうち15本がそれぞれ運休します。通勤通学の足を確保するため、運休は昼間の列車が中心です。

 運休の期間は決まっておらず、8月1地にから「当分の間」としています。

 運転士不足による列車の減便は全国で相次いでいます。長野電鉄では、2024年9月から3か月にわたり特急列車の半数を運休。津軽鉄道や山形鉄道(フラワー長井線)、熊本電鉄も運転士を確保できず、列車を削減しています。

【一覧】運休する肥薩おれんじ鉄道の列車

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