今年は28倍 「富士総合火力演習」人気のワケ チケットなしで楽しむ方法も

あきらめるのはまだ早い「そうかえん」、その見どころ

 もはや人気アイドルグループのライブ並みに入手困難なプレミアチケットとなってしまった「そうかえん」ですが、いまからでも見学できる方法はあります。

 陸上自衛隊では近年、インターネットによる「そうかえん」ライブ配信を実施。また「BSスカパー!」の「ヒストリーチャンネル」でも、生中継が予定されています。今年は8月28日(日)の午前10時からです。

「そうかえん」の見どころは、なんといっても“本物”であるということです。機関銃には黄金色の弾道を描く曳光弾が混ぜられている一方で、戦車砲は敵戦車の分厚い装甲を弾丸の運動エネルギーで貫通させるため、文字通り砲口から火を吹くほどの装薬で撃ち出します。やまなりの弾道を描くりゅうだん砲は、複数の砲による射撃が同時に着弾し最大の打撃を与えられるよう緻密な弾道計算を行っており、いかに精密に撃ち出されているかという点に注目です。

 また昨今の「そうかえん」では、外国による島嶼部への侵攻という状況設定のうえで演習が行われており、自衛隊がどのように守ることを想定しているのか、その様子も学ぶことができるでしょう。

 なお、各地の駐屯地や基地で行われる一般公開では、空砲の射撃や護衛艦の公開、戦闘機の機動飛行、「ブルーインパルス」のアクロバット展示などが行われています。こちらは事前にチケットを入手する必要はなく、当日、無料で入場することが可能です。これから秋にかけては、各地で基地祭などが開催されるイベントシーズン。自衛隊公式サイトを確認のうえ、ぜひ足を運んでみてください。

・「平成28年度富士総合火力演習」ライブ映像配信(陸上自衛隊)
http://www.mod.go.jp/gsdf/event/fire_power/live.html

【了】

Writer: 関 賢太郎(航空軍事評論家)

1981年生まれ。航空軍事記者、写真家。航空専門誌などにて活躍中であると同時に世界の航空事情を取材し、自身のウェブサイト「MASDF」(http://www.masdf.com/)でその成果を発表している。著書に『JASDF F-2』など10冊以上。

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