新「ヒノノニトン」デュトロ登場! 新設定の“MT感覚で乗れるAT”とは?

日野自動車が、小型トラックの「デュトロ」の2トンモデルの一部改良を発表しました。安全装備の充実のほか、“MT感覚”を実現した新型トランスミッションの採用も注目ポイントです。

「ヒノノニトン」安全装備がさらに充実 AT車には「シーケンシャルシフト」も

 日野自動車は2025年7月14日、小型トラック「デュトロ」の一部改良を発表しました。積載量2トンクラスのモデルについて、安全装備の充実を図ったほか、ATの改良を実施。今秋には4WDモデルと高出力モデルにもATの設定を拡大します。

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一部改良を受けた日野「デュトロ」のフロント周り(画像:いすゞ)

 日野デュトロは積載量1.5~3トンクラスの小型トラックで、「ヒノノニトン」のキャッチコピーでも知られています。現行デュトロは2011年にフルモデルチェンジを行った2代目モデル。2022年には現在の普通免許にも対応したバッテリーEV版の「デュトロZ EV」を追加するなど、商品力とラインナップの強化が行われています。

 今回の一部改良では、安全装備の機能がさらに充実。アクセルの踏み間違いによる事故を防止する「後退誤発進抑制機能」を平ボデー完成車に標準搭載したほか、全車に「出会い頭警報」を標準装備しました。また、プリクラッシュセーフティシステムや電動パーキングブレーキも機能向上を図りました。

 さらに、ATモデルのミッションも改良されています。シフト制御を最適化したほか、マニュアル感覚でギアを選べるシーケンシャルシフトを採用し、ドライバビリティを改善しました。この改良型ATは、4WDモデルと高馬力モデルにも設定を拡大していく予定で、発売は今年2025年の秋を見込んでいます。

 販売価格は標準仕様(標準幅キャブ2WD・標準長ボデー木製デッキ全低床)の6速AT車で639万9800円(税込み)となっています。

【まるでMT感覚?】これが進化型「ヒノノニトン」の「シーケンシャルシフト」です(写真を見る)

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