10年落ちでも100万円超え!?「スバルの軽トラ」個性的すぎて“農道のポルシェ”なる異名も
生産終了から13年が経過してもファンから支持される6代目スバル「サンバー」。スバル最後の独自開発の軽自動車となったモデルのため、今の軽トラにはない個性とメカニズムが詰め込まれており、だからこそ人気を集めるようです。
新車よりも中古車が高い逆転現象が起きたワケ
スバル独自開発の軽自動車としては最終モデルとなった6代目「サンバー」は、2012年にファンから惜しまれつつも生産を終了しました。しかし、その人気は些かも衰えてはいないようで、「サンバー」がダイハツ「ハイゼット」のOEMモデルに切り替わってから13年が経過した2025年現在でも、街中で見かけることが多い軽自動車のひとつと言えるでしょう。

このような高い人気を反映してか、6代目「サンバー」の中古車相場はいまだ高値安定を続けており、2011年にバン・トラック合計1000台限定で販売された「WR BLUE LIMITED」はもちろんのこと、2009年のマイナーチェンジで登場した最終型の低走行中古車などは、新車価格を大きく上回る150~250万円ほどで販売されることも珍しくはありません。これはダイハツOEMである現行型「サンバー」の新車を購入できるほどの金額です。
なぜ、そこまでスバル独自開発の「サンバー」が人気を集めているのでしょうか。その理由は6代目までの「サンバー」が、スバルらしい個性とこだわりが詰まったオンリー・ワンのメカニズムを持つ軽商用車だからです。
その特徴は軽自動車唯一のRR(リアエンジン・後輪駆動)レイアウト(4WD車の設定もあり)であることと、合理的な設計によるゆとりのあるユーティリティ、足元が広く快適な運転席周り、シャシーフレーム構造の採用による高い安全性、優れた操縦安定性と路面追随性、乗り心地に優れた四輪独立懸架サスペンションの採用、クラス唯一のスムーズで静かな4気筒エンジン、そしてスーパーチャージャーの設定などにあります。
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