羽田空港から「真っ白なナゾの大型旅客機」飛ぶ→実は元JAL…しかも“メモリアル機”! どんな経緯が?

羽田空港から1機の真っ白な旅客機が離陸しました。この機体、実はJALにとってメモリアル機でもあります。どんな機体だったのでしょうか。

JALの777初号機、実は「初号機」以外にも特徴が?

 JALの777-300ERは、「ジャンボ機」の愛称で知られるボーイング747-400に代わる国際線フラッグシップとして2004年から全部で13機が導入されました。ゼネラル・エレクトリック(GE)が開発した巨大エンジン「GE90」を搭載し、燃料効率は747-400に比べて20%向上しました。今回退役したJAL向け初号機「JA731J」は、2004年7月に成田―シンガポール線でデビューしています。

「売却時に必要な書類を集めていく中で驚いたのは、20年近く前の整備記録がかなり細部までしっかりと保管されていたこと。機体自体もきれいで、社員みんなが愛して大切に使っていた機体だったということが読み取れ、20年前の整備士からバトンを受け取ったような気持ちになった」(大家さん)

「JA731J」はデビュー以降、欧米線を中心とした中・長距離国際線などで活躍。太陽のアーク塗装時代は外国人旅行者の訪日を促進する「ビジット・ジャパン・キャンペーン」の一環として側面に大きく「YOKOSO! JAPAN」のロゴが描かれたほか、「JALエコジェット」として尾翼が緑色になった時期もありました。

 最終時の座席配置はファースト、ビジネス、プレミアムエコノミー、エコノミーの4クラス244席。定期便ラストフライトは2025年5月27日の上海(浦東)発羽田行のJL80便でした。ちなみに当初のラストフライトは羽田―ロサンゼルス線のJL15/16便になるはずでしたが、機材繰りの関係で羽田―上海線へ変更となっています。最終的な同機の飛行実績は、飛行サイクル(飛行回数に相当)が1万606回、飛行時間が8万7615.70時間でした。

 同機がJAL社員らの見送りを受けてスポットを離れたのは8月4日23時49分。日付が変わった5日0時8分にN3243F便として羽田空港を離陸し、ホノルルへと向かいました。

 なお、後継機として2024年から導入が進むA350-1000は、777-300ERと同数の全13機が導入される予定で、2025年8月時点ですでに10号機までがJALに引き渡されています。

【写真】えっ…これが「JALの元主力初号機」圧巻の全貌です

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1988年生まれ。大学卒業後、防衛専門紙を経て日本海事新聞社の記者として造船所や舶用メーカー、防衛関連の取材を担当。現在はフリーランスの記者として活動中。

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