LNG燃料船、普及進むか 立ち遅れた日本、厳しくなる排ガス規制へまったなし

船舶の燃料として、LNG(液化天然ガス)を使用する動きが加速しつつありますが、日本はすでに立ち遅れている状態といえます。どうしてこうなったのでしょうか。またその課題とはなんでしょうか。

「欧州に先駆けるか?」と注目を集めた日本 しかし…

 かつて日本においても、LNGを燃料にするフェリーに注目が集まったことがありました。2009(平成21)年12月、商船三井が発表した次世代船構想「船舶維新」シリーズにおいて、その次世代フェリーに採用するとしたのがLNG焚きエンジンだったからです。

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2009年、商船三井が公表した環境負荷低減型をうたうLNG燃料フェリー「ISHIN-II」の予想図(画像出典:商船三井)。

 このとき発表された構想によれば、さまざまな省エネ対策を加えて「CO2は50%、NOX90%、SOXは98%から100%削減できる」、つまりNOX(窒素酸化物)、SOX(硫黄酸化物)がほぼ完全に除去できるという優れもので、同社は「5年後にはLNG焚きの主機関を持つフェリーを登場させる」としていました。

 この発表が注目を集めた理由は、ほかにもあります。というのも商船三井グループは、「さんふらわあ」ブランドで知られる日本最大級の長距離フェリー企業群を傘下に置き、当時、それらの会社は軒並み運航船の新造代替を検討していたからです。すなわち、環境先進国である欧州に先駆けて、LNG焚きフェリーが日本で実現するのも時間の問題と見られたためです。

 そののち、同社は5~6隻のフェリー新造発注へ動き始めたのですが、最終的にLNG燃料船の計画は見送られてしまいました。

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コメント

1件のコメント

  1. 座礁したときなんか、重油漏れの海洋汚染わ少ないかも。

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