チョー昔の「ジェット旅客機」がまさかの現役!→内部に潜入 圧巻の機齢…なぜここまで現役?しかし「見納め」も迫る

2025年7月にオシュコシュ空港で開催された航空ショー「エア・ヴェンチャー」に1機のDC-8が現れました。

退役迫る「DC-8」機内はどうなってる?

 今回のエア・ヴェンチャーでは、退役を前にDC-8-72「N782SP」が展示され機内や可搬式診療施設が公開されています。

「N782SP」は33.5トン(7万4000ポンド)の貨物輸送能力がありますが、被災地での医療支援を行う場合は医薬品や仮設診療設備、発電機、造水ユニットに加え32人分の座席を備え医師や看護師、支援スタッフも一緒に輸送する能力があります。

 発電機や造水ユニットを搭載するのは、被災地のインフラに依存することができない場合も自前の電力と清潔な水で支援活動を行うためです。被災地のインフラに依存することなく目的を遂行する能力を備えていることがこの団体の特徴です。

 この能力はアフリカでエボラ出血熱が流行したときに威力を発揮しました。2025年3月に発生したミャンマーの地震の際にも派遣され、最初の週だけで1000人、30日間で5500人の治療を行ったとこの機体の乗員は説明してくれました。

 今回のエア・ヴェンチャーにおいて、「N782SP」は一週間の開催期間中の前半3日間のみの参加でしたが、内部見学には毎日長蛇の列ができていました。

 今回筆者は、この機の見学の際に案内してくれた乗員に東日本大震災の時のお礼を申し上げるとともに、今年をもって退役する同機に最後の挨拶ができました。

【写真】これが「米国で最後に登録されたDC-8」驚愕の機内です

Writer:

航空評論家、各国の航空行政、航空機研究が専門。日本オーナーパイロット協会(AOPA-JAPAN)元理事

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